オール読物

Posted in 日記, 読書 on 6月 19th, 2009 by Kanimiso

なんか気分転換に普段読まないモノに手を出してみたわけで。
SF-JAPANは気になるけど連載多いしSFマガジン買ってるからいいやーって思って、
小説すばるはセックス特集だったのでそもそもそんなん別に読みたくないしとか思って、
ユリイカはなんだかよくわからなくって、
漢字一文字とか二文字系はなんか思想偏ってそうで敬遠して、
現代思想はフィロソフィーっぽいのでなんか遠慮してみて、
気になったのは現代思想増刊のダーウィン 『種の起源』の系統樹 ってやつだけど、ちょっとめくってみた感じフィロソフィーっぽいので諦めて、
連載の文字が無くて読み応えありそうなオール読物にしてみた。

巻頭の高村薫「四人組、豚に逢う」とか林真理子「娘の見合い」とか、
その二篇だけで買って損しなかったなーとか思える良い短編。
ごめんなさい林真理子とかそこらで見るエッセイストだかコメンテーターだと思ってました。

思えば自分の嗜好にあったものばっかり買っては読んでしてるうちに積みあげる割合がどんどん増えてたまに手をつけても気合入れないと読む気にならなかったりそんなことが多くなってたのですごい新鮮。
ノれば面白いのはわかるものの、脳がついていかなくなってきたのか年を取ったのか、ケッタイな文体やら表現を理解するのに何かを消耗させないと読み進めるのが困難になってきた。
いやそれ書いてる人たち同年代だからといってしまえばそれまでなので、飽きたらたまにはふつーの味付けのものを読みましょうといったところで納得しておくことにしたい。

さっきアマゾンのダーウィン何某のレビューを見たらポストモダニストのよくわからないエッセイがあったそうで、まあ読みは当っていたというか。
遠い昔にフィンチの嘴という名著を読んでいたく感銘を受けたのと思い出した。コミケに創作小説ジャンルで友人の同人誌に寄稿したというか、ページ埋めに短編を書かされたので、もう10年くらい前になるだろうか。
適当にそれっぽさを醸しつつ回想を挟んで暗幕からの発狂オチに無理やり持っていった酷い短編だった気がする。丁度フィンチの嘴を読んだ後だったので、三角関係の言い争いに疲れた主人公が大学時代の卒業旅行にガラパゴスに旅に行った時のことを回想しつつーって感じだった。
本は自分用に確保していなかったし、原稿ファイルもとっくに紛失したうえ、当時の友人とは全員疎遠になっているので、読みたくても読めないのが少し残念か。

20090619071
フル装備のdp1。
フレーミング程度にしか使えないとはいえファインダーがついているとずいぶん様になる。
フードアダプターは一眼レフのように左手で支え持つ構えがやりやすいので重宝するし、価格も安いので偏向フィルターと一緒に手に入れておくのがお勧め。

件獣 人工憑霊蟲猫 / 化野燐

Posted in 読書 on 6月 17th, 2009 by Kanimiso

4作目くらい。
講談社から出版されてるもののどう考えてもジュブナイル向け妖怪小説。
某S&Mシリーズもそうだけど意識してるんかなーやっぱそこらへん。

たぶん件でここまで書いた人はこの人くらい。
このシリーズおもしろいんだけど自分の好みとずれてるっぽくてあんまり楽しく読んでなかったりするけど、なんでか続き買ってる辺りはおもしろいんだろうってところ。
オチはちょっとうーんって感じはしなくもないけど、予言する妖怪って部分を焦点に解釈をめいっぱい拡大するとこういうのが一番魅せやすいのかなって気はする。
もうちょっと布石があったり、種明かし的な部分が多いと推理小説みたいなカタルシスがあって良いかなとも思う。

ANGEL+DIVE CODEX 1.HYPERMAIDEN / 十文字青

Posted in 読書 on 6月 17th, 2009 by Kanimiso

アレとアレを下敷きにしてたと思ったら割と普通になってました新シリーズ。
独白ぶんはそれなりに減っていて、心機一転テコ入れでもしたんでしょうかって感じの軽いノリになってます。
どうせ読むなら前作読んでおいたほうが面白いです。
人間関係のアレっぷりがさらにアレになってて。
チョイ役ですが。

ホメオパシーかよ!って感じの希釈っぷりはそれなりに緩和されてるものの基本変わってないので、あんまり語れることがないのです。
文句ばっかりになっちゃいますし。

ANGEL+DIVE 3.LOVENDER / 十文字青

Posted in 読書 on 6月 17th, 2009 by Kanimiso

読めばわかるアレとアレを下敷きにしてるのねー的なシリーズ3巻目。
独白7割なうえにヤマがたいていラスト近辺まで無いので読むのが割と苦痛なのもそのまま。
さらにテンション下がってひとまず第一部終了らしい。

このジャンルの小説にありがちな起伏とか読者受けとかそういうのが良い感じで省かれてるこの小説がなんでシリーズ化してるのが割りと不思議だったりしなくもないですが、
エンタテイメント性に富みすぎてジャンルを食いつぶすんじゃないかって勢いの昨今の情勢を鑑みるにこれはこれで一定の需要があるんではないかという、
いわゆるニッチってやつでしょうか。

よほどのことが無い限りそれなりに面白かったといってしまう自分に、クソ小説とまで言い切らせたポリフォニカが微妙な人気を獲得してるあたり、そこらへん何が受けるかわからないもんだなーと。

耽美なわしら / 森奈津子

Posted in 読書 on 6月 9th, 2009 by Kanimiso

自分が尊敬できる変態と評してる森奈津子の小説。
あとがきを読むに、95年の作品だそうで露骨な時事ネタがほぼ無いこともあって、古さなどは特に感じない。
以前に「西城秀樹のおかげです」を読んでいたく感銘を受けた(誇張)ので、そういった方向性を期待して購入したが、その期待は裏切られたといっていいかも。
良い意味で。
主人公がホモ、ヒロイン(♂)がノンセクシャル、準主役にレズとバイ(♂)とバイ(♀)という辺りはこの作者らしいトチ狂ったすばらしい設定だ。
マジでぶっ飛んでる。
出てくる脇役もホモかオカマかホモかホモかレズかホモであり、こんな面子でラブコメやってるわけで、非常に楽しい。

自分はこの作品における異端でもある異性愛者でもあるが理解者でもあるというか基本的に何でも容認するのでそこらへん一家言も無無く、同性愛はいかんよ非生産的なとかそういうポリシーもないので、楽しく読ませていただいた。

一応主人公(ホモ)と書いたものの出番が多いだけで存在はかなり薄く他のメインキャラに押されがちなのは狙ってる部分か。
他がどっか螺子が2~3本ぶっ飛んだ過激なレズとかバイ(♂)だったりするので、自然と真人間(ホモ)な主人公はモノローグ担当がお似合いなのかもしれない。

あーこれドラマ化したら面白いんじゃないだろうか。
というかドラマで見たい。
テレ東の深夜枠あたりだと役者がしょっぱそうなのでフジの深夜枠あたりで。